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芸術と文化

豊かな文化遺産に育まれた無限の想像力

© Adobe Stock

想像以上の影響力を持つ文化

#2

文化に対する政府支出額のEU内順位

92%

文化的なイベントに参加するラトビア人の割合

3万

毎年恒例の象徴的な音楽フェス「Positivus(ポジティヴス)」参加者平均人数

ラトビアの芸術と文化シーンの秘宝を解き明かす

© Latvia Travel

建築

ラトビアの建築遺産は、伝統的な農村住宅、特徴的な木造建築、壮麗な宮殿や荘園、教会、そして人目を引くアール・ヌーヴォー建築など、様式や時代が多岐にわたっています。これらの至宝の建築は首都リガだけでなく、ラトビア全土の様々な場所、例えば町や村、そして地方などにも存在します。

© Nikolay N. Antonov, Adobe Stock

リガ旧市街

ロマネスク、ゴシック、バロック、古典主義、モダニズムなど、多様な建築様式が混在する旧市街には、数多くの文化遺産があり、その多くはラトビア独立後に修復または再建されました。独特な建築様式が評価され、リガの歴史的中心部は1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。

Conductor Guntis Kuzma in a concert performance
© LNSO, conductor Guntis Kuzma

音楽

ラトビアは、合唱やクラシック音楽の豊かな伝統で知られています。中でも「歌」は、ラトビアの文化を象徴する存在であり、人々の心をひとつにする特別な力を持っています。その力が最も強く発揮されたのが、1980年代後半から90年代初頭にかけての「歌の革命」です。当時、大規模な歌唱イベントの力によって、ラトビア国民が独立を目指して団結しました。

ラトビアで最も有名な音楽家を探る

ラトビアの現代音楽シーンは、豊かで多様な広がりを見せており、あらゆるリスナーの好みに合わせた幅広い音楽スタイルとジャンルがあります

 

ポップスやロック、ヒップホップからクラシックに至るまで、ラトビアの音楽家は現代音楽の限界に挑戦し、活気に満ちた刺激的な音楽シーンを築いています:

  • Prāta Vētra(プラータ・ヴェートラ、ブレインストーム)は、ラトビアの国民的ロックバンドの一つです。ラトビア音楽賞で数々の賞を受賞し、最大3万人の観客の前で演奏したこともあるこのバンドは、2000年のシングル「My Star」のヒットを皮切りに西欧音楽市場に進出した最初の東欧発バンドの一つです。

  • ラトビアを代表するメタルバンドの一つであるSkyforgerは、1997年にリリースされた象徴的なデモ「Semigalls’ Warchant」以来、独自の音楽スタイルを貫き続けています。Skyforgerの歌詞はラトビアの歴史を深く掘り下げ、古代の戦いを物語り、国の豊かな民間伝承を探求しています

  • ラトビアのピアニスト兼作曲家であるRaimonds Pauls(ライモンズ・パウルス)は、国民的音楽家の一人として高く評価されています。これまで50本以上の映画や演劇作品、ミュージカル映画6本、バレエ3本、そして多数のミュージカルを含む幅広いジャンルで作曲してきました。彼の音楽はラトビア国内と海外の両方で評価されており、日本やフィンランドを含む外国で発売されたCDに収録されている曲もあります。

ラトビアの豊かな文化遺産を発見する

夏至祭のJāņi(ヤーニ)、壮大な歌と踊りの祭典、Livs(リーヴ)やSuiti(スイティ)民族の独特な地域社会の文化的慣習のようなイベントを通して、ラトビア人は自らの文化遺産・伝統と強く結びついています。

民俗芸術、音楽、ダンスが好きな方も、ラトビアの文化と伝統の真髄を体験したい方も、ぜひ旅程に歌と踊りの祭典を組み込んでください。5年に一度、1週間かけて開催されるこの祭典は単なる文化的なイベントではなく、ラトビアの魂の表れと言えます。

1873年

歌と踊りの祭典が最初に開催された年

4万

出演者数

50万

来場者数 (2023)

45

イベントの数 (2023)

© Jurģis Rikveilis

伝統

地元の合唱団の集まりとして始まり、ユネスコ無形文化遺産として認められるに至るまで、歌と踊りの祭典は常にラトビアのアイデンティティと団結を力強く表現してきました。ラトビアの文化と歴史的遺産の本質を捉えたユニークなイベントです。ラトビアの文化的伝統について深く知ろう!

地元の味を探る

ラトビアは、新鮮な地元産の旬な食材だけでなく、才能のあるシェフや醸造家がいることでも知られています。これは、グルメ旅の目的地としてリガの人気が高まっていることや、春と秋に開催されるリガ市レストランウィークが非常に期待されるイベントとなっていることからも明らかです。

ご存知ですか?

ラトビアは伝統的なワイン生産国ではないにもかかわらず、2023年の世界最優秀ソムリエコンクールのパリ大会でラトビア人のRaimonds Tomsons(ライモンツ・トムソンス)が世界最優秀ソムリエのタイトルを獲得するという偉業を達成しました。

多様なレストランの選択肢

良い食べ物に国境はなく、ラトビアのレストランは世界各地の料理にインスパイアされた多様なメニューを提供しています。

  • 農村の端にある元産科病院を改装した、おしゃれでモダンなレストラン。ここでは、ゆっくりと食事を楽しむ前に、美しい自然に囲まれた庭でくつろぐことをお勧めします。腰を下ろし、耳を澄ませ、自然を眺めるのに最適です。厨房は自家菜園や食材探しの旅で採れた野菜やハーブで彩られ、他の食材も地元で調達されています。4品のコースランチと8品のコースディナーはその日手に入る新鮮な食材で作られています。

  • フレンドリーなチームが、市内中心部のおしゃれなブラッセリーへお客様をご案内します。まずはカクテルでリラックスしつつ、昔ながらのブラッセリースタイルのメニューから料理を選ぶのが良いでしょう。オランダ、イギリス、アメリカ産のステーキにこだわりがあり、シェアして楽しめるステーキが人気です。他のメニューには、タルタルや牡蠣といった前菜から、ハンバーガーやパスタなどのメイン料理まであり、地元の人々にも旅行者にも好評です。

  • 都心の壮麗な建物の1階に位置するこの小さなレストランでは、1つの場所で2種類の体験を楽しむことができます。正面エリアにはコレクションが飾られ、ヴィンテージラウンジのような雰囲気を醸し出していますが、後方の段差のあるエリアはすっきりとした空間となっています。リーズナブルなテイスティングメニューは年に2回更新され、上質な食材の風味を生かした、シンプルで洗練されたモダンな料理の数々を楽しめます。

Flow
© Dream Well Studio

視覚芸術と映画

過去から現在まで、ラトビアの芸術家たちは、この地域の自然の美と豊かな文化遺産に触発され、独自の美的センスを養ってきました。彼らが世界のアートシーンに与える存在感は、La Biennale di Venezia(ヴェネツィア・ビエンナーレ)などの権威あるイベントへの参加によって証明されており、国別パビリオンの展示を通じて観客に深い印象を残しています。